2009年 04月 08日
いくら好きでも・・・・」
夜は「メバル」狙い、夜が明けてからは磯に渡って「チヌ、グレ」をと虫の良い
事を考えての釣行でした。
同行は釣りを通しては十数年のお付き合いをさせていただいているK氏。このK氏、
鉄工所を経営しながら釣りにのめり込んで今では船(漁船)を2艘持っていて
半分はもう漁師の世界にどっぷりと漬かってしまっている人で、実は釣りを
通してからは十数年ですが、私が就職してすぐの頃から仕事上のお付き合いが
あったため、それを考えると30年を超える事となる間柄です。
まずは、夜釣りの「メバル」
まだ夜は寒いです。防寒着を着込んでの船の夜釣り。寒く真っ暗な海に向かって船を
走らせます。広島はまだ「メバル」の釣果が上向いてなく5月、6月にはいい釣果が
期待できますが、まだ少し早い時期なので少し遠くの「黒島」を目指す事小一時間。
島の北東側に船を付け釣り開始。風も結構吹き付けて辛い釣りとなりましたが
釣果はいかに?結局朝まで竿を振り続け・・・・・。
▲ 瀬戸内海の夜明け
夜明けと共に、磯の「チヌ、グレ」
場所は浮島(うかしま)の通称「くずれ波止」へ。石積みの波止が台風かなにかで
荒波を受けて崩れてしまったような足場の良くない釣り場です。
▲ くずれ波止より海を
▲ 波止先端より見返り
撒き餌を撒いて第1投。浮子がもぞ、ゆっくりと沈むアタリ、聞くように合わせを入れると
ガツッと針に乗ってきました。引きも強く磯際に寄って来ると石の隙間に突っ込んでいく
「グレ」特有の引きで取り込んだのは28センチの瀬戸内ではまあまあのサイズ。
急いで第2投。
同じように浮子を引き込んでいったのは今度は「チヌ」35センチ位か、まだノッコミには
早いけれど、あと2週間も経つとそれを狙う釣り人で瀬戸内の磯、波止も賑わうことだろう。
▲ やり取りの末姿を海面に見せた「チヌ」
ここでは「チヌ、グレ」とも顔を見せてくれ楽しませてもらいました。
最後に来た45センチクラスの「チヌ」はメチャ引きが強くてビックリ、とても元気で最後まで
気の抜けない「チヌ」でした。
上空では鳶が、周りではカラスが魚を虎視眈々と狙っています。カラスは弁当まで
狙って来ますから気が抜けません(笑)
かなり満足した釣りでしたが、ここからK氏の本領が・・・・・。帰り、磯から撤収し
K氏の船で港に向かいます。
▲ 港への帰り風景 普段は海中に沈む沈み瀬(いかにも釣れそう)
天気も最高、心地よい海の風を受けながら船を走らせます。あと10分位で港に・・・と
いう所で、
「ちょっと、アジを狙ってみようや~。おいしいアジを。10匹くらい釣ってから帰ろう。」と
言い始めました。
「やっぱり、来たか。」と内心覚悟していた私。
とにかくK氏は私なんかが足元にも及ばない程の釣り大好き人間。時間が許す限り、
魚を追い求める習性をお持ちです。
10匹くらいで始めた「アジ」ですが、もうすでに40近く釣っています。
二人共が異常なのでなかなか終わりを迎えません。
楽しかったけれど、くたびれた釣行となりました。
by nt-nosaka
| 2009-04-08 11:54
| さかなつり